ETSUKO’s　Beautiful Woman Produce　

なかなか振り向いてくれない幼い私。

どうにかしなきゃ
の想いで自分からそばにいき
抱き抱えました。

ビックリです。

グッタリしていて
人形みたいに手足もダランとして
とにかく生気がないのです。

手足をさすっても反応なしです…

私はビックリして
とっさに「生きてー」
と叫びながら
さすり続けました。

「生きてー、生きてー」

それでも反応がありません。

得意の諦めたくなる気持ちもでてきたりしましたが
今諦めたら
私、一生生き返らないと感じ
生きてーと言い続けました。

それでも、ピクリともしない私…

またまた叫び懇願することも
力が入らなくなり
不思議と

「歩こう」
という言葉に変わっていました。

「歩こう、歩こうよ…」

そして、もうひと諦めして
「ゆっくりでいいから…歩こう…」

私の白旗状態です。

すると…

「ゆっくりだったら、いいよ」

とスクッと立ち上がり
ポーカーフェイスの悦子が言いました。

（えーーー！）

まるで、お昼寝から目覚めて
「あー、よく寝た」
みたいな、何事もなかったかのように

（つづく）